スタッフブログ

2015年11月 2日 月曜日

交通事故施術で評判の戸塚安行整骨院

柔整師コジマの四方山話 49

 おはようございます。私は朝風呂派なのですが、この季節になって来ると、夏とは違い、シャワーだけというわけにもいきません。しかし、いつもぎりぎりまで寝ているため、湯船につかる時間がありません。今日みたいな朝だと、シャワーだけでは絶対無理です。といいながら、今朝も寒さに震えながら出勤準備です。

 ところで、施術中に患者さんと話していると「坐骨神経(痛)」という言葉をよく耳にします。人間の身体にはたくさんの神経が張りめぐらされていますが、この坐骨神経以外にどんな神経をご存知でしょうか?

 なかなか名前が出てこないのではないでしょうか。そういう意味では、この坐骨神経は一番の知名度があると言っていいでしょう。我々柔道整復師は、専門学校の授業でいやというほど、神経の名前を覚えさせせられます。それでも、かなり忘れてますね。

 坐骨神経というのは、人間の身体の中で最大にして最長の神経です。少々難しくなりますが、腰の部分にある「腰仙骨神経叢」(ようせんこつしんけいそうと読みます)のうち、第4/第5腰神経と、第1~3仙骨神経が坐骨神経になります。叢は「そう」という音読みのほかに「くさむら」という訓読みがあります。「群がり集まる。多くのものの集まり」「草が群がり生える。くさむら」という意味が示すように、この部分には多くの神経が集まっています。

 坐骨神経は、この集合体を出た後、大坐骨孔という穴を通って骨盤の外に出てきます。その後、大腿部の後面を通り、膝の裏(膝窩といいます)あたりで総腓骨神経と脛骨神経の二つに分岐して終わります。これらの神経が痛むことを、皆さんご存知の坐骨神経痛といいますが、坐骨神経痛は病名ではなく症状名です。

 この坐骨神経痛を引き起こす原因はさまざまですが、腰椎椎間板ヘルニアや梨状筋症候群が多いようです。その他、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症なども原因となります。痛みは、坐骨神経の走行に沿って、一側の大腿部後面から足先まで痛みが出ます。我々は、こういった症状の患者さんに対して、仰向けに寝た状態で膝関節を伸展して挙上するテストを行います。このとき、痛みの出る角度から、その原因をみます。

 このテストは一般にSLRと呼んでいますが、正式には「Straight Leg Raising Test」といいます。痛みの原因が筋肉によるものなのか、神経によるものなのかを判断します。下肢を挙げていく過程で、骨盤が動いたところで陽性となります。そして、動いたところの角度が0~30度なら「梨状筋、仙腸関節、ハムストリングス」を、35度~70度なら椎間板を、70度~90度なら椎間関節を痛みの原因となっているとみます。また、オプションとして、痛いところから少しだけ下肢を下げた状態で内旋・内転して陽性なら神経を、外旋・外転して陽性ならハムストリングスであるとみます。

 実際の治療ですが、腰椎椎間板ヘルニアの場合、まずは安静が原則となります。腰椎にかかる重荷を減らすために長時間の座位姿勢を避ける、コルセットを装着するなども有効です。接骨院は病院ではないため薬物療法はできませんが、非ステロイド性の消炎鎮痛内服薬や坐薬が使用されます。その他、温熱治療や極超短波などを使った理学療法も考えられます。最終的な手段として手術がありますが、排尿・排便など、人間の生命維持に関わるような症状でない限り避けたほうがいいと、私は考えています。

 ところで、坐骨神経をはじめとした人間の身体に存在する神経の長さはどれくらいあると思いますか? もちろん、自分で実際に測ったわけではありませんが、約70km以上に達するそうです。そして、その中を流れる電気信号の速さは時速400km! そんな長いものが我々の身体の中に張りめぐらされてるなんて、ちょっと想像できないですね。これに、毛細血管を合わせた血管の長さを加えると、いったいどんな長さになるんでしょう。でも、こういう観点から実人間の身体を見てみるのも、ちょっと楽しいと思いませんか?

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投稿者 戸塚安行整骨院スタッフ

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