スタッフブログ

2015年10月26日 月曜日

交通事故施術で評判の戸塚安行整骨院

柔整師コジマの四方山話 47


 おはようございます。

 さて、前回の続き、肩こりと頭痛の関係です。

 日本人の特徴なのかどうかはよく分かりませんが、来院される患者さんには、いわゆる肩こりの症状を訴える方が多くいらっしゃいます。では、前回述べた片頭痛と、緊張型頭痛のどちらなのかを判断するのには、どんな痛みか(ズキズキと痛むのは片頭痛)、どこが痛むか(片頭痛は片側)、頭痛以外の症状(片頭痛は光や音に敏感)を見ればいいと思っています。

 最も多いと思われるのが緊張型です。これも一般的には女性のほうが多いといわれますが、PCを使った作業のように長時間同じ姿勢を続けたり、歯の噛み合わせが悪かったり、仕事関係のトラブルや対人関係、不安などの精神的ストレスなどにより頭の両側、または頭全体の筋肉が緊張して起こると考えられています。また、睡眠不足も一因となり得ます。

 この緊張型は、日常生活に大きな影響を及ぼすほどではありません。このあたりも、片頭痛との大きな違いでしょうか。我慢しながら仕事や家事をこなすことが可能です。先ほど女性に多いと言いましたが、男性に比べ首ががきゃしゃであったり、なで肩が多いなどにより頭を支える力が弱いために首の筋肉に負担がかかり、緊張型頭痛が起こりやすくなるのも、女性に多い理由と考えられます。

 ところで、緊張型頭痛の場合、肩こりを自覚していることが多いようですが、肩こりを自覚していない場合もあります。実は、私自身がそうなのですが、マッサージなどを受けたときに「肩がこっている」と指摘されても、ほとんど気づきません。

 では、肩こりはどうして起こるのでしょう。肩の筋肉は、一つの種類ではなく、いくつも重なって存在し、その働きは異なります。解剖学的に見れば、肩の筋肉は、背部では付着部の上方は後頭部から首の後ろなどにあり、下方は肩甲骨から脊柱、肋骨などに存在します。また、胸部では付着部の上方は鎖骨や肋骨などにあり、下方は肋骨や腹筋などに繋がっています。そのため肩の筋肉は、肩だけではなく、背部や胸部との関係も重要になります。

 肩こりが強くなると、背部や胸部の筋肉も緊張します。すると、背部から胸部にかけて筋肉の緊張により締め付けられるようになり、圧迫感や動悸を感じることもあります。このような症状を、早朝に強く感じる方が多いように思えるのですが、これは、日中に比べて睡眠中は体を動かすことが少なくことで筋肉が固くなりやすいのが理由として考えられます。

 例えば、PCの作業を長時間続けたりすると、眼の疲れを感じるようなことはありませんか。その原因はドライアイや乱視、近視などいろいろありますが、眼の周囲にある筋肉(眼輪筋)の緊張が高まること原因と考えられます。こうなると、まぶたが重くなる感じになります。日中でも目頭が重い、眠く感じるなんてことありませんか?

 頸部には、幾重にも筋肉が重なっています。これらの筋肉は、重たい頭部を支えるためにとても重要で、常に大きな力が加わっているのです。そのため、常に緊張している状態にありますが、普段はこりを意識することはありません。しかし、PC作業など、うつむいる状態が長時間続くと、これらの筋肉は過度に緊張してこりを発生させます。

 頸部のこりが強くなると、後頭部に電気の走るような痛みが出ることがあります。そんなときは、髪の毛を触っただけでピリピリしたりします。症状が酷くなると、頭皮をブラシや指で触っただけでも強い痛みを感じるともあります。最近はあまりないのですが、私も以前、これと似たような症状が出たことがあります。これは「後頭神経痛」と呼ばれるようで、主に後頭部の筋肉の緊張が神経を圧迫することが原因になっています。

 この後頭部の筋は、緊張型頭痛との関連が深いと考えられています。これは後頭部筋群の頭蓋骨付着部の圧迫により生じる言われます。また、頭痛のある人は、圧痛を感じる閾値が健常人よりも低い(つまり敏感であるということ)ためとも言われます。

 緊張型頭痛がどうして起こるのか、いくつか要因を挙げてみましたが、実のところ詳しいことはまだ解明されていません。ただ、先の頭部筋肉群のほかに中枢神経との関連が考えられているようです。いつか解明されるときがくるのでしょうか。

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投稿者 戸塚安行整骨院スタッフ

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