スタッフブログ

2015年7月13日 月曜日

交通事故施術で評判の戸塚安行整骨院

柔整師コジマの四方山話⑲

 梅雨の長雨がようやく一休みしたら、この土日は真夏のような暑さ。今日も暑くなりそうです。皆さん、体調はいかがですか?

 さて、今日はちょっと"痛い"話です。そう、骨折です。整骨院で働く我々柔道整復師は、業務として「骨折・脱臼・打撲・捻挫」の治療を行うことができます。「医師の同意を得た場合のほか脱臼または骨折の患部に施術をしてはならない」ことになっていますが「応急手当」は可能です。余談になりますが、このようなとき、医師の行うのが「診療」で、我々が行うものは「施術」とされます。また、皆さんがよく耳にする「初診料」ですが、これは医師の場合で、我々の場合は「初検料」と呼ばれます。

 これまで、自身の怪我の体験を書いてきましたが、この骨折だけは、自分の体験談をお話しできません。そう、骨折したことがないのです。体験談を書くために骨折はできませんので。悪しからずご了承ください。

 一口に骨折と言っても、軽度のものから重篤なものまで、さまざまな種類があります。開放骨折(骨が皮膚から出ている場合など)、剥離骨折(骨の小さな断片が骨に接合する部位から剥離)、圧迫骨折(骨自体が内側につぶれる。脊椎に多い)、疲労骨折などは、皆さんも耳にしたことがありますよね。

 ところで、折れた骨が治癒していく過程には、大別して2つあります。骨に損傷が生じた場合、皮膚や筋肉などとは異なり、新しい組織に置き換わるのが特徴です。そして骨の組織が作られることを「骨化」といいますが、骨化には「膜内骨化」と「軟骨内骨化」があります。

膜性骨化:頭蓋冠(前頭骨、頭頂骨、後頭骨、側頭骨)、顔面骨(上顎骨、下顎骨など)、鎖骨、肩甲骨、恥骨などの扁平骨
軟骨内骨化:体幹の骨格と、鎖骨を除く四肢骨の大部分、脳底蓋の一部(篩骨、蝶形骨、側頭骨錐体、後頭骨基底部)

 この中で、皆さんにもよくご存知の鎖骨を見てみます。これが折れた状況がよく分かる方法があります。

 まず、割り箸を用意します。そして、この割り箸をラップを何枚か重ねてしっかり包みます。割り箸が鎖骨で、ラップが膜です。そして、この割り箸をラップにくるんだまま真中からゆっくりと折ってみましょう。どうですか? 割り箸は折れたものの、ラップからは出ませんね。まさにこの状態が鎖骨骨折です。実際、この膜はなかなか強靭にできており、よほど強い外力でも加わらない限り、破れたりはしません。この骨膜で間葉系細胞が骨芽細胞に分化して骨基質を作る仕組みです。鎖骨は、肋骨などと同様に、折れても固定が難しい場所です。そのため、骨折は治ったものの、変形が残りやすい場所でもあります。

 当院でも、転倒して手をついた際に骨折してしまった患者さんがいらっしゃいます。骨折といっても、はっきりと2つに折れてしまっているわけではなく、レントゲンの画像を見る限り、細い線が見られる程度です。しかし、これも立派な(?)骨折です。痛みも強いですし、腫脹もあります。雨の日など、タイル張りの床面はとても滑りやすい状態になります。足元には十分に注意してください。

 そして骨折より怖い話し。稀な例ですが、とくに下肢を骨折した場合、コンパートメント症候群というものに注意が必要です。骨折などが原因で発生する症状です。一部の筋肉群は緻密な膜に覆われています。この膜で覆われた部分は閉鎖空間(コンパートメント)と呼ばれますが、コンパートメント内の筋肉や骨が損傷を受けた際に筋肉組織内の圧力が高まり、これにより筋肉に酸素を供給する血流が減少するとで壊死が起こることがあります。ギプス固定でも起こり得ますので注意が必要です。

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投稿者 戸塚安行整骨院スタッフ

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